誰にでも聞こえるはずの音や声が自分にしか聞こえなかったら、「気のせいかな」と思いそのままにしておくでしょう。それが、特定の者たちが自分だけに向けて発した「意図的な声」であり、やがて自分の意識すら変えてしまうことなど知る由もありません。これは、実に恐ろしいです。
「アメリカ軍が、人間の脳内で音を響かせる超音波装置の開発を計画している」。
この開発計画は、英語の頭文字で「プロジェクト・メデューサ」と呼ばれたそうです。特定の人に向け発した超音波が脳内で声に変わり、本人の頭の中で声として響かせるという装置。周りの者には誰ひとり聞こえないそれは、本人にすればまさに「神さまの声」でしょう。他人の意図により、ひとりの人間の意識がコントロールされてしまうという、恐るべきプロジェクトです。
「相手の知覚をコントロールし、行動を混乱させ遅らせ、誤らせるためのテクノロジーの開発を始めた」。
中止したはずのプロジェクト・メデューサを、さらに進化させようとするこれは真実か、単なる都市伝説か…。極秘というヴェールが開かれない限り、わたしたちがそれを知ることはできないのです。