それを手にした者には、永遠の命が約束されたり、再生や復活の奇跡が起きるといわれます。その存在や様々な奇跡は聖書に記されておらず、また、キリスト教徒の必須教養でもありません。しかし、2000年以上の長き歳月の中で語り継がれ、数多くの人々が探し求めた「聖杯」。その物語を聖杯伝説と言い、創作されたお話では、「アーサー王と円卓の騎士」がよく知られています。ただ今回は、現実のお話を語ります。それはまさに、最高の都市伝説というべき聖なる杯の物語です。
2013年7月30日火曜日
聖なる杯の物語
2013年7月23日火曜日
「ヨハネの黙示録」の予言は本当か?
肌の色、目の色、それに時代や文化の違いを問わず、ヒトは予言に惹かれますね。街角の占い師の言葉でさえ信じてしまうほどですから、それが聖書に書かれた予言となれば尚の事です。新約聖書の「ヨハネの黙示録」には、例えば第8章に「苦よもぎ」という名の燃える大きな星が天から落ちてきて、地上の水が消え多くの人が亡くなると記されています。この「苦よもぎ」がロシア語ではチェルノブイリになるそうで、あの大事故を予言したと言われます。また、世界の終末には10本の角と7つの頭を持つ巨大な生き物が海から出現し、人類を滅亡させると記され、これが核兵器による最終戦争、いわゆる「ハルマゲドン」なのだそうです。都市伝説的には興味深いお話ですが、聖書を研究している学識者たちの見解によれば、ヨハネの黙示録に記された予言は現代の事ではありません。
2013年7月18日木曜日
ミロのヴィーナスの腕のお話
「古代から現代に贈られた最高の美」と言われるミロのヴィーナス。ヘレニズム時代の最高傑作でもあるこの像が世に出たのは、1820年の事でした。エーゲ海南西部のミロス島で、ヨルゴスという名の男性が畑を整地している最中、岩を削った空間を見つけ、覆っていた土をさらに掘ると大理石の女性像が現れました。ヨルゴスから購入の話を受けたフランス領事館が本国に知らせ、二ヶ月後、ミロス島を訪れた専門家は、ひと目で超一級品と見抜き、買い取ってフランスに持ち帰ったのです。
この像が人々を惹き付ける魅力のひとつに、「古代の黄金比」が多用されている事があります。黄金比とは、古代エジプトで発見された、縦と横の比率が1対1・6180…の割合です。最も均整がとれた美しい長方形で、ギザのピラミッド壁面の三角形の高さと底辺の幅、パルテノン神殿を正面から見たときの支柱の高さと建物の横幅などが、この黄金比になっているそうです。ミロのヴィーナスでも、体型や顔形にこの黄金比が使われており、それを守るため意図的に腕をつけなかったというのです。
ちなみに、ミロのヴィーナスが海外で展示されたのは、現在までにたった一度だけです。それが日本である事実には、日本人としてはちょっと嬉しく感じてしまいます。
2013年7月12日金曜日
かなり怪しい「チャネリング」
「俺の悩みを聞いてくれるのは嬉しいけど、宇宙の偉大な生命体のメッセージが個人的な人生相談なんて…ちょっと変だよなぁ」。友人の言葉は、チャネリングの怪しさを見事に指摘しておりました。
現代科学を超越するテクノロジーや、今も解明できない歴史の謎の明確な答えが示されたとき初めて、チャネラーの力が立証されるのではないでしょうか。
2013年7月7日日曜日
シャーロック・ホームズに取り憑かれた俳優
映画が庶民の唯一の娯楽だった時代から、その銀幕を彩り続けた「シャーロック・ホームズ」は、イギリスを代表するエンターテイメントのひとつです。中でも1939年から7年間、14本が制作された映画でホームズを演じたバジル・ラズボーンは、ワトソンを演じたナイジェル・ブルースと共にこのエンターテイメントのキャラクターのイメージを定番化させました。そして、長らく続いた定番を変えた人物が、1980年代、グラナダTVのシリーズで主役を演じたジェレミー・ブレッドです。繊細で何事にも妥協しない性格、さらに役者としての完璧さを常に求めていた彼は、原作のホームズを最も忠実に演じきると期待されての抜擢でした。
「役と俳優の間に神秘的な結びつきがあるとは、僕は思わない。それにあまり拘りすぎると、演技というモノが変な迷信と結びついてしまう」。
「ブレッドの解釈は確かに素晴らしいけど、あれは彼だけの考え方であり続けるだろう。そうでなければ、シャーロック・ホームズではないモノになってしまう。ただ、僕はまだ若いし時間はたっぷりあるし…そのうちにおかしくなったりして…」。
2013年7月4日木曜日
これが写楽の真実
まず、例え話です。画家ではない素人の、ごく普通のサラリーマンAさんが趣味で描いた絵をコンテストに出品します。その極めて斬新な構図が人々を惹き付け、絵には大変な高値がつきました。Aさんは販売元の会社の依頼でさらに数点の絵を描き、それも高値で売れました。しかし、Aさんは絵を仕事にする気はなく、著作権を会社に譲渡、二度と描かなくなります。それでも絵の需要は高まる一方なので、会社は他の画家数人が描いた絵をAさんの作品として販売しました。自分の手持ち資料を読んだ限りでは、これが写楽の真実ではないかと、わたしは考えます。
2013年7月2日火曜日
エイリアン存在説の陰謀・後編
UFO関連の記事を書くために資料を調べるとき、いつも感じる疑問があります。「なぜ、アメリカなのか?」。様々な情報のほとんどの発信元が、世界中のたった一国なのは、実に不思議です。イギリスからも情報は出ますが、その規模はアメリカの比ではありませんね。ほかのヨーロッパ諸国や南半球の国々、ましてやアジアの国で、アブダクションとかキャトルミューティレーションの情報を得る事は極めて困難です。「陰謀論」の実態を知るカギは、どうやらこの辺りにあるようです。
2013年7月1日月曜日
エイリアン存在説の陰謀・前編
まずは、「例えば」で語りを始めます。例えば、政府がUFOやエイリアンの情報を持っていたとして、様々な利害関係を理由にひたすら隠そうと決めます。しかし、国民はそれに気付き、情報の公開を強く求めます。こうした場合、政府はどのような策略をとるでしょうか。ひとつは情報の存在を否定し、政府も軍もそんな問題にはまったく関心がないように装います。そして第2の策としては、矛盾する情報や作り話を流し、どれが本当なのか分からなくして真実を隠す事です。
このような策略、つまり、何らかの機関や組織が意図的に情報操作し、UFOやエイリアンの存在を一般の人々から隠している、または、UFO情報自体が何らかの陰謀により作り出されたとする考えを「陰謀論」といいます。
ロズウェル事件以後現在まで、UFO研究家たちが強く主張するこの陰謀論。わたしなりに調べた実態を、2回の投稿に分けて語ります。
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