1960年代の初頭から、地球に潜入しているウンモ星人ユミットの手紙が、何人かのスペイン人に届くようになりました。手紙には、地球の科学をはるかに超える驚異的な理論が多数記されており、その通信は現在も続いているそうです。地球の科学を超えるならば、なぜ手紙なの? と、冒頭から言ってしまいますが、このお話は謎解き云々ではありません。「驚異的な科学理論」とは、高校生以上の科学の知識を持つ人ならば「笑える冗談」としか思えない始末なのです。例えば、超電導の機械の材質が「純度100パーセントのチタン」だそうですが、チタンは超電導に最も適さない物質なのです。また、人間のDNAにはクリプトン原子が含まれると記されていても、原子物理学的にクリプトンがDNAに含まれる事はなく、実際、検出もされていません。
手紙には、ウンモ語なるモノが多数書かれているそうです。例を挙げると、「われわれはウンモ星から来て、宇宙船は南フランスに着いた」をウンモ語にすれば、「DO UMMO DO DO UMMO UMMO DO DO DO」になると言います。これ、けっこう笑えると思いませんか? 何をどう翻訳すれば、どの「DO」が宇宙船でどの「DO」が南フランスになるのでしょう? ただ驚くべきは、この冗談みたいな手紙の記述をもとに、フランスの国立科学研究所の理学博士が著書を出している事実です。しかも彼は、パリ科学アカデミーで論文も発表しているのです。手元の資料によれば、前者の著書は「素人さん向け」、後者の論文は学界がすでに確認している事の繰り返しだそうです。
ウンモ星人ユミットなど、もちろん存在しません。その正体は何人かのスペイン人で、とくにホセ・ルイス・ペナという男性が、熱心に手紙を書き続けているそうですよ。正体どころか名前も知られているのに、まだ続ける…これもまた、笑えますね。
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