2013年1月25日金曜日

かなり怖いぞ「マイアミ・ゾンビ」


今回のお話は、料理に例えるならば相当濃い味付けです。激辛とは申しませんが、決して優しい味付けではないので、ご了解のほどを…。

 

2012年5月26日、アメリカ・フロリダ州マイアミのある公園内で、ひと休みしていた68歳の男性ロバート・ポッポ氏は、突然、まったく面識のない31歳の男性R・Uに噛みつかれました。R・Uはポッポ氏の顔を噛み続け、駆け付けた警察官がやむなく発砲します。なんと12発の弾を受け、その間18分、そしてようやく事切れたのです。幸いにもポッポ氏は一命を取り留めましたが、顔面は原型を留めず、資料に写真があってもとても掲載できるモノではありません。恐るべきは、このR・Uのような事件がさらに続いた事です。

 

5月29日、コロラド州で21歳の大学生が逮捕されたときは、命を奪った友人の体の一部を食べていました。また6月2日には、マイアミで20歳の男性が、「食べてやる」と大声を上げ警察官に噛みつきました。12日のニューヨーク州では、極めて温厚で優しい35歳の女性が、突然、近所の人々に襲い掛かっています。愛犬に噛みつき、吠えながらその体を食べたのはテキサス州の中年男性。6月14日に起きた事件で、彼もまた温厚な人物でした。7月2日にジョージア州のゴルフ場で発生したのは、若い男性が「みんな、食べてやる」と言いながらゴルフクラブを振り回し、人々を追いかけた事件です。このとき、警察官は暴れる男性を抑えるため、高圧電流を放つ道具を使いましたが、普通の人間ならば一回で気を失うはずが、なんと、7回使ってようやく取り押さえたそうです。

 

これらの事件の共通点は、いずれも突発的に人や動物に襲い掛かり、噛みついたり実際に食べたりすること。そして銃弾や高圧電流を受けても、感覚がマヒしているかのように恐ろしい行動を続けたことです。まさにゾンビそのもので、事件の主役たちは、最初の場所から名前を取った「マイアミ・ゾンビ」と呼ばれるようになりました。マスコミは、事件の原因を「バス・ソルト」と言う脱法ドラッグではないかと指摘しました。ところが、警察が発表したゾンビたちの血液検査の結果は、驚くべきモノでした。全員から、大麻の成分が検出されたと言うのです。

 

大麻は、紀元前から世界中で使われてきたクスリです。幸せ気分になり、食欲が増進され、ときには精神疾患も発生しますが、決して「マイアミ・ゾンビ」は生み出しません。「アルコールやタバコより有害ではない」と言う説さえあり、合法化している国もあるのです。そこで、都市伝説が誕生しました。マイアミ・ゾンビの原因は、アトランタにあるアメリカ疾病予防センターが作り上げた細菌兵器ではないか…と。

 

実はゾンビ事件が続いていた間、マイアミでは軍の危険物取扱いチームが出動する不可思議な事件が10件起きていました。さらにゾンビ事件発生の1か月前、疾病予防センターが関連組織に対し「ゾンビに対する備えをしてください」という通達を出していたとか。これらが、都市伝説誕生の要因になったのです。

およそ2ヶ月、アメリカ市民を震え上がらせた「マイアミ・ゾンビ事件」。その後は発生していないようですが、警察の捜査も大して進展しておらず、事件の真相は謎のままだそうです。つまり、いつ再発してもおかしくない状態であり、これは実に恐ろしいですね。

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